浅草は、東京でも子連れで回りやすいエリアです。子どもが喜ぶものがぎゅっと集まっています。日本最古の遊園地、忍者ミュージアム、作ったものを持ち帰れる体験工房、そして遊び場のある川沿いの公園。浅草寺の境内は平らで、本堂にはエレベーターもあります。ほとんどが浅草駅から歩いて回れ、小さな子ほど安く、あるいは無料で楽しめるものが多いのも魅力です。ここでは年齢ごとに本当に楽しめるものを整理し、予約ページではわかりにくいルールもあわせて紹介します。
年齢別・楽しめること
| 年齢 | おすすめ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 0〜2歳 | 花やしきのやさしいのりものとキッズスペース、ひざの上で乗る人力車、隅田公園の遊び場 | 昼どきの仲見世はベビーカーだと混雑がきつい |
| 3〜5歳 | 花やしき(入園無料)、にんにんパーク、忍者体験、パンダカー | にんにんパークは3歳から有料 |
| 6〜9歳 | 忍者体験、箸づくり、食品サンプル、花やしきのコースター(110cm以上) | 人力車は小学生から1人分の料金が必要 |
| 10〜14歳 | 侍の刀体験、ディスク・オーとリトルスター、スカイツリー | MAIKOYAの茶道体験は7歳未満不可、ゴーカートの運転は18歳以上 |
どの年齢にも共通するポイントが2つあります。日本の施設は年齢区分を学年で決めることが多く、「小人」が決まった年齢ではなく「小学生まで」を指すこともよくあります。そして「幼児無料」は、たいてい有料の大人と一緒の場合に限られます。
まずは花やしきから
10歳くらいまでの子ども連れなら、一日の軸になるのが浅草花やしきです。浅草寺から西へ歩いて数分の、小さなレトロ遊園地。入園料は0〜4歳が無料、5歳〜小学生が800円、大人は1,600円です。ワンデーパス(大人4,600円、小人3,400円)なら、現金払いのパンダカーとゲーム以外ののりものすべてに乗れます。入口で払ってもいいですし、公式Webチケットか、Klookで前もって買うこともできます。Klookでは入園券のみと入園+ワンデーパスの両方を小人料金でも販売していて、価格は公式の円建て料金に近い水準です。
4歳以下のルールは手厚いものの、条件つきです。ほとんどののりものは4歳以下なら無料ですが、中学生以上の有料の同乗者が必要です。ローラーコースター、ディスク・オー、リトルスターは、身長を満たしていれば4歳でも有料。園内にある屋内の忍者アスレチックにんにんパークは2歳まで無料で、3歳からはのりもの券5枚が必要。さらに20歳以上の大人が一緒に入り、大人の分も支払います。整理券は開園後に配られるので、目当てにしているなら早めに行きましょう。
赤ちゃん連れの設備も充実しています。おむつ替えスペースが7か所、授乳室、インフォメーションでのお湯の提供、靴を脱いで過ごせるキッズスペース(生後18か月までの赤ちゃん向けコーナーあり)。ベビーカーの貸し出しはありませんが、たたんだベビーカーはインフォメーションで預かってもらえます。一部の火曜日や7月上旬・12月上旬にまとまった休園があるので、出かける前に花やしきのカレンダーを確認してください。
忍者と侍:参加できる年齢
西浅草にあるサムライ忍者ミュージアムは、MAIKOYAを運営する会社の施設で、忍者を2時間の変身体験と投げ物遊びに仕立てています。子ども向け忍者体験では、子どもが本格的な忍者装束に着替え、吹き矢を練習し、手裏剣投げで競い、忍者の宝探しをしたあと、館内をガイド付きで見学します。参加は3歳から。それより小さいきょうだいは館内に入れますが、参加はできません。案内は英語です。GetYourGuideのレビューには、11歳の娘さんが「元が取れた」と書いた人もいて、小さな子だけのものではありません。
料金は各予約サイトに表示される最安プランの米ドル表示で、日付や為替で変わります。最終的な金額は予約ページでご確認ください。 料金確認日: 2026年9月28日.
もう少し大きな子なら、家族向けの侍の刀体験がステップアップにちょうどいいでしょう。プレミアムな刀体験は10歳未満は参加できません。館内ツアーは英語のみで、ツアー中に家族同士で通訳し合うのは控えるよう求められます。子どもが英語を話せない場合は、プライベートセッションを予約しましょう。入口はファミリーマートの右手。新宿と京都にも店舗があるので、チケットがどの店舗のものか必ず確認してください。詳しくはサムライ忍者ミュージアムガイドとMAIKOYAのレビューで紹介しています。
子どもと人力車に乗る
30分の人力車コースは、赤ちゃん連れでも楽しめる数少ない浅草体験のひとつです。最大手のえびす屋の料金ルールは、雷門の乗り場に行く前に知っておくと安心です。
- 子ども料金はありません。 子どもがいてもいなくても料金は同じで、浅草店の30分コースは大人1人9,000円、2人10,000円です。
- 5歳以下の子どもは大人1人につき1人まで無料で、大人のひざの上に乗ります。
- 小学生には1人分の席が必要です。そのため、小学生の子が2人いる4人家族なら、たいてい2台に分かれることになります。
- 1台に乗れるのは大人2人と小さな子ども2人まで。
- 機内持ち込みサイズのたたんだベビーカー1台なら一緒に載せられます。車いすの方は車夫がサポートします。
つまり、両親と2歳・4歳の子なら1台に乗れますが、7歳・9歳の子なら2台必要です。コースは人力車ガイド、細かい規定はえびす屋のレビューでどうぞ。
子どもが本当にできる体験工房
体験工房に行けば、子どもは持ち帰れるものが手に入り、大人は日中に1時間ほど座って過ごせます。
- 箸づくり。 10種類以上の木材から好きなものを選び、日本の伝統的な鉋(かんな)で削って、やすりをかけ、オイルで仕上げます。スタッフが英語か日本語で教えてくれます。所要時間は約1時間が目安で、キャッシュレス決済のみ。最低年齢の設定がないので、未就学児を連れて行く場合は予約前に工房に問い合わせてください。15分以上遅れると日程変更をお願いされることがあるので、時間どおりに到着しましょう。
- 食品サンプル。 飲食店の店頭に並ぶ食品サンプルは、合羽橋を代表する技です。元祖食品サンプル屋 合羽橋店では、天ぷらとレタスづくり体験が1人3,300円、約40分。小学1年生以上が対象で完全予約制、1枠6名までです。見学だけの保護者は500円で、1組2名までです。
- 飴細工。 浅草駅から徒歩7分、花川戸にあるアメシンの工房(木曜定休)では、1.5〜2時間かけて飴のうさぎを作ります。料金は大人3,100円、子ども2,500円。未就学児は保護者の枠を一緒に使うことができ、子どもと参加する保護者は子ども料金になります。指導は主に日本語ですが、説明書きと字幕付き動画でフォローがあります。予約確定後のキャンセルは全額かかります。
- 抹茶とお餅。 自分で抹茶を点てる体験は、じっと座っていられる子なら落ち着いて短時間で楽しめます。
料金は各予約サイトに表示される最安プランの米ドル表示で、日付や為替で変わります。最終的な金額は予約ページでご確認ください。 料金確認日: 2026年9月28日.
小さな子とは避けたほうがいいのが、本格的な茶道体験です。MAIKOYAの着物茶道体験は7歳未満は参加できません(12歳未満向けの別のファミリープランはあります)。ほかの選択肢は茶道・伝統工芸体験ガイドにまとめています。
外遊び:隅田公園と隅田川

子どもが走り回りたくなったら、東へ5分歩いて川へ。隅田公園は両岸に広がっています。対岸の墨田区側には、砂場、すべり台、ブランコ、ジャングルジムのある遊び場が2か所。3月下旬から4月上旬には両岸の桜がいっせいに咲き、公園はとても混み合います。
すみだリバーウォークは東武線の鉄橋に沿った無料の歩道橋で、7:00〜22:00に通れます。歩いて川を渡れますが、ベビーカーや自転車は押して渡る必要があります。渡った先は東京ミズマチのお店が続き、スカイツリー方面へつながっています。
吾妻橋のたもとの浅草乗船場から出る東京都観光汽船の水上バスでは、1歳〜6歳未満の子どもは大人1人につき1人まで無料。2人目の幼児は小人料金で、小人は6歳〜12歳未満です。ヒミコ、エメラルダス、ホタルナはお台場まで大人2,000円・小人1,000円で、船そのものが目的になるほどのアトラクションです。各船とも月に1回、火曜日とその翌日が運休になるので、まず時刻表を確認しましょう。
スカイツリー、水族館、上野動物園
東京スカイツリーは東武線で1駅(約3分)、浅草寺からリバーウォーク経由で歩いても約20分です。5歳以下は無料で、小人料金は6〜14歳。料金は日によって変わり、天望デッキは大人1,800円から。当日窓口で買うと1枚あたり500円高くなるので、オンラインで購入しましょう。
すみだ水族館は、スカイツリーのふもとにある東京ソラマチの5・6階です。3歳未満は無料、3歳以上の幼児は900円、小・中学生は1,400円、大人は2,700円。雨の午後にぴったりで、スカイツリーとセットで回るのが自然な流れです。
料金は各予約サイトに表示される最安プランの米ドル表示で、日付や為替で変わります。最終的な金額は予約ページでご確認ください。 料金確認日: 2026年9月28日.
上野動物園は銀座線で3駅(約5分)。開園は9:30〜17:00(最終入園16:00)、月曜休園(祝日の場合は翌火曜休園)です。入園料は小学生以下が無料、中学生200円、大人600円。出かける前に子どもに伝えておきたいのは、もうジャイアントパンダはいないということ。最後の2頭は中国へ返還され、現在日本にパンダはいません。日帰りで行ける場所は浅草周辺ガイドでも紹介しています。
ベビーカー・おむつ替え・赤ちゃん設備
時間帯さえ選べば、浅草はベビーカーでも十分回れます。浅草寺の境内は平らで、本堂に向かって左側にエレベーターがあります。問題は昼どきの仲見世通り。狭い通りで、食べ歩きの買い物客が次々と立ち止まるので、早い時間に通り抜けるか、並行する裏通りを使いましょう。
- ベビーカーのレンタル: 雷門向かいの浅草文化観光センターでは、1階カウンターで9:00〜19:30にベビーカーを貸し出しています。対象は生後1か月〜4歳、18kgまで。以前のように予約なしで無料で借りられる仕組みではなくなり、ベビーカーレンタルアプリBabycalを通したサービスになっています。会員登録して時間枠を予約し、クレジットカードで支払う時間制です。台数は5台だけなので早めに予約し、延滞料がかからないよう19:30までに返却しましょう。
- 授乳室: 同じ建物の2階、9:00〜20:00。授乳ブースが2つ、ミルク用の給湯器、おむつ替え台があります。8階テラスは無料で22:00まで開いているので、夕食後に家族みんなで立ち寄るのにちょうどいい場所です。
- 浅草寺のベビー設備付きトイレ: 宝蔵門の右手と本堂の裏手に、おむつ替えシートとベビーチェアのある多目的トイレがあります。
- 花やしき園内: おむつ替えスペース7か所、授乳室、キッズスペースのおむつ自販機、インフォメーションでのお湯の提供。
飲食店について一言。すき焼きの名店、浅草今半では、個室・特別室・3階ホールに中学生未満の子どもは入れないので、予約前に席を確認してください。子どもたちには、仲見世での食べ歩きのほうが楽しいかもしれません。花月堂のジャンボめろんぱん(320円)は浅草寺の近くで買えますし、木村家本店の人形焼は鳩、五重塔、提灯、雷様の形をしています。歩きながらではなく、お店の前で食べるようにしましょう。ほかのアイデアは浅草グルメガイドでどうぞ。
スピードを求める10代にはゴーカートもありますが、運転できるのは18歳以上で、適切な免許を持つ人だけです。身長130cm以上の同乗者を乗せられる2人乗りを用意している会社もあります。詳しくはゴーカートガイドで。









