極上の牛肉と、特別な日らしい本物の雰囲気。ただし料金にはサービス料と電話1本の手間が含まれます。賢い入り口はランチ、ディナーはお祝いの日に。
吉
- 丁寧に調理された見事な霜降り牛
- 2,200円のランチ丼で今半を手頃に体験できる
- 年中無休で、ディナーのラストオーダーは20:30
- つくばエクスプレスの駅のすぐ隣
結んで帰る
- サービス料と先付を加えるとディナーは高額
- 予約は電話のみで、ランチは予約不可
- ランチの限定メニューは1日20食で、売り切れることも
- 別々の「今半」が3つあり、間違えやすい
浅草寺では悪いおみくじを境内に結んで帰ります。当サイトの評価も同じ尺度です。
浅草今半は行く価値のあるお店です。ただし、どの今半に行くのか、いつ行くのかをわかっていれば、の話です。国際通りのこのお店は東京でも屈指のすき焼きを出し、店内にはゆったりとした古きよき空気が流れています。ディナーは本格的なぜいたく。予約できないランチは、界隈でも指折りのお値打ちなごちそうです。
どの今半のこと?
「今半」という名前のお店は3つの別々の事業者があり、取り違えがいちばんよくある失敗です。
| 名前 | 場所 | 関係 |
|---|---|---|
| 浅草今半 国際通り本店 | 西浅草3-1-12、つくばエクスプレスA2出口そば | このレビューの対象。1895年創業。 |
| すき焼き 今半本店 | 浅草1-19-7 | 別の経営。火曜定休、2名から。 |
| 人形町今半 | 都心の人形町 | 1956年から別会社。TableCheckで予約。 |
浅草今半の浅草にある店舗は国際通り本店だけです。それ以外の唯一のレストランは、新宿伊勢丹に入っている「浅草今半 きらく亭」。会社としてはお弁当の売り場やオンラインショップも運営していますが、これらは持ち帰りで、レストランではありません。
タクシーの運転手に住所を伝えるときや地図で検索するときは、「今半」だけでなく西浅草3-1-12か電話番号を使いましょう。
少しだけ歴史を
1895年4月、創業者の髙岡伴太郎が隅田川を挟んで浅草の対岸にあたる本所吾妻橋に牛鍋屋を開きました。1913年には今半という店が雷門に開店し、浅草今半は1928年3月に現在の場所へ移っています。つまり「1895年創業」は会社の歴史で、「1928年から浅草のこの地に」が、実際に足を踏み入れる建物の歴史です。人形町今半は1952年に支店として始まり、1956年に独立しました。
ランチ:賢い入り口
11:30から14:30まで、今半ではディナーよりずっと手頃なランチメニューを出しています。いずれも予約はできません。
| ランチメニュー | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 百年牛丼 | 2,200円 | 1日20食 |
| 明治すき焼丼 | 3,300円 | 1日20食 |
| サーロインステーキ丼 | 3,300円 | |
| すき焼きまたはしゃぶしゃぶのランチセット | 5,390円 | |
| ランチ懐石 | 8,250円 | |
| 「浅草今半御膳」 | 11,000円 | 1日20食 |
2,200円の牛丼は今半の牛肉をいちばん安く味わえる方法で、20食限定なので行列ができる一品です。狙うなら11:30前には着いておきましょう。すき焼きが目当てなら、5,390円のすき焼きランチセットのほうがおすすめ。単品ならサービス料がかかる5,500円のラインをぎりぎり下回るので(飲み物を頼むと超えてしまいますが)、メニューの中でいちばんのねらい目です。
14:30から16:00までは案内が止まるので、14:15に着いてゆっくり食事をしようとは考えないでください。

ディナーと通常メニュー
通常メニューはランチでもディナーでも注文できます。すき焼きやしゃぶしゃぶの御膳は、霜降り牛で9,680円から。上のランクになるほど価格が上がり、3種の部位の食べ比べで19,800円です。懐石コースは18,700〜25,300円。最上位の神戸牛のセットは22,000〜33,000円で、神戸牛の懐石は29,700円からです。
通常メニューには2つの追加料金がかかるので、予算に入れておきましょう。
- 牛肉の佃煮の先付(醤油で煮た牛肉)が1人440円、自動的に出されます。
- 10%のサービス料は、飲食代が1人5,500円を超えるとかかります。ディナーなら必ず超えます。
つまり9,680円のセットは、飲み物を除いて1人あたり約11,100円になります。東京で最高級のすき焼きとしては法外ではありませんが、メニューに書かれた数字とは違います。
予約できる最終の開始時間は19:00で、厨房のラストオーダーは20:30。個室は16,500円から(特別室は18,700円から)のコースが必要です。平日の個室は16:00以降のみで、昼間の個室は土日祝日だけの営業です。
予約の方法
多くの旅行者がつまずくのがここです。浅草今半の公式の予約窓口は電話、03-3841-1114です。日本語サイトにはメールアドレスも載っていますが、お店自身が返信には時間がかかると書いており、公式サイトにはオンライン予約の仕組みがありません。GetYourGuideは今半を扱っていません。他社の予約サイトに掲載されていることもありますが、お店自身の窓口ではないので、利用するなら内容をよく確認してください。
日本語で電話するのが不安なら、ホテルのフロントに代わりに電話してもらいましょう。東京ではごく普通のことで、たいていのホテルは快く引き受けてくれます。日付、時間(遅くとも19:00)、人数、テーブル席か個室かを伝えられるように準備しておきます。
ランチは予約しません。直接行って待つだけです。
アクセス
お店は国際通り沿い、つくばエクスプレス浅草駅A2出口のすぐ隣です。雷門そばの銀座線浅草駅とは別の駅なので注意しましょう(浅草へのアクセスガイド参照)。銀座線田原町駅3番出口からは7分、東武浅草駅から10分、都営浅草線A4出口から14分。浅草寺からは西へ、ホッピー通りと六区を抜けて国際通りまで歩いて約10分です。
今半は年中無休ですが、改装などで数日休むことがあるので、出かける前に公式ページのお知らせを確認しましょう。支払いは現金、カード、QRコード決済に対応しています。
浅草での1日にどう組み込むか
いちばん簡単なのは、午前中にお寺を巡り(ガイド付きウォーキングツアーに参加するのもいいでしょう)、11:15に今半のランチの列に並ぶプラン。ディナーなら、夕暮れのライトアップされたお寺を見たあとに19:00で予約を入れ、食後に光に包まれた境内を歩いて戻るのがおすすめです(浅草の夜参照)。今半が予算オーバーなら、浅草グルメガイドで天ぷら、うなぎ、煮込みを何分の一かの値段で楽しめる店を紹介しています。どこで食べるかを誰かに選んでほしいなら、夜のフードツアーで小さなお店を4軒まとめて回れます。
ガイド付きの夜の食べ歩きなら、浅草フードツアーを見る US$71.54〜 · GetYourGuide
総評
浅草今半は評判どおりのお店です。牛肉は見事で、1世紀以上ひとつのことを続けてきた店ならではの落ち着きが客席にあり、ランチなら気軽に訪れられます。気をつけたいのは味ではなく実用面。予約は電話のみ、ディナーでは計算が変わるサービス料、限定のランチメニュー、そして紛らわしい2つの別の「今半」です。それさえ押さえておけば、浅草で特別な日の食事にこれ以上の選択はありません。
